AMD Versal™ AI エッジ シリーズ VEK280 評価キット
作成者: AMD
AMD Versal™ AI エッジ VE2802 アダプティブ SoC が搭載されている VEK280 評価キットには、AI エンジン ML や DSP ハードウェア アクセラレーション エンジンが含まれており、複数の高速接続オプションを利用できます。このキットは、オートモーティブ、ビジョン、航空宇宙/防衛、産業、科学、医療などの市場における ML 推論アプリケーション向けに最適化されています。
警告: この製品の利用にあたり、カリフォルニア州で規制されている、がん、先天性疾患、または生殖機能障害を引き起こす可能性がある鉛および鉛化合物 (Pb) などの化学物質にさらされる危険性があります。詳細については、www.P65Warnings.ca.gov をご覧ください。
概要
製品説明
VEK280 評価キットは、Versal AI エッジ シリーズの VE2802 デバイスを搭載した最新の評価プラットフォームです。Versal AI エッジ シリーズのデバイスを利用することで、高い演算性能、低レイテンシ、高い統合性を実現する AI エンジン ML アプリケーション開発が可能になります。アダプティブ SoC である Versal AI エッジ シリーズは、拡張性のあるデバイス ポートフォリオを提供しているため、これらを活用してエッジからエンドポイントまでのさまざまなパフォーマンスや電力要件に対応し、最先端のセンサー フュージョンや AI アルゴリズムをすばやく開発できます。
この VEK280 ボードは評価プラットフォームとして設計されており、Versal AI エッジ シリーズをベースとするアプリケーションの評価および開発のサポートを目的としています。量産用としての使用を意図しておらず、製品の信頼性や量産認定の要件を満たす必要がない場合を想定しています。
ビジョン
- AI Edge Box
- マシン ビジョン カメラ
- 医療画像処理デバイス
オートモーティブ
- エッジ センサー (レーダー、LiDAR、ビジョンなど)
- ドメイン コントローラー オフロード
- センサー処理、アグリゲーション、フュージョン
産業機器
- 協働ロボット
- ネットワーク コンバージェンス
- インダストリアル グレード PC
航空宇宙/防衛
- 無人航空機
- MILCOM 無線
- データおよび信号処理システム
主な機能と利点
- Versal AI エッジ シリーズを使用するアプリケーション開発向けに最適化されている
- 主要 GPU1 と比較して、ワットあたりの AI 性能は 4 倍
- 統合されているビデオ コーデック ユニットは H.264/H.265 をサポート
- HDMI 2.1 ビデオ入力および出力
- PCIe® Endpoint Gen4x16
- CAN-FD バス (2x)
- 12 GB (6x 2 GB、32ビット)、192 ビット LPDDR4 コンポーネント
- I/O 拡張用の FPGA メザニン カード (FMC+) インターフェイス (1x)、8x GTYP トランシーバー
- SFP+ ケージ (1x)
AMD デバイス
Versal™ AI エッジ XCVE2802-2MSEVSVH1760 アダプティブ SoC の特長
| AI エンジン ML タイル | 304 |
|---|---|
| DSP エンジン | 1,312 |
| システム ロジック セル (K) | 1,139 |
| LUT 数 | 520,704 |
| プログラム可能な NoC ポート | 21 |
| アプリケーション プロセッシング ユニット | デュアル コア Arm® Cortex®-A72 |
| リアルタイム プロセッシング ユニット | デュアル コア Arm Cortex-R5F |
| 総 AI 演算性能 (INT4) | 228 TOPS |
| GTYP トランシーバー | 32 2 |
| DMA 内蔵 PCIe® (CPM) | 1 x Gen4x16 |
| PCI Express | 4 x Gen4x8 |
| 40G Multirate Ethernet MAC | 2 |
| ビデオ デコーダー エンジン (VDE) | 4 |
1.Versal AI エッジ VE2802 vs. Jetson AGX Xavier (MAX N-Mode)、ResNet50 224x224、batch=1
2.16 GTYP トランシーバーは、PCI Express を使用する場合の CPM5 専用です。
製品情報
ボードの機能
Versal™ AI エッジ XCVE2802-2MSEVSVH1760 アダプティブ SoC の特長
| ボードの仕様 | 詳細 |
|---|---|
| 高さ | 9.47 インチ (24.05 cm) |
| 長さ | 7.34 インチ (18.64 cm) |
| 厚さ | 64.55 mil ±08% (1.6396 mm ±10%) |
| 動作環境温度 | 0◦C ～ +45◦C |
| ストレージ環境温度 | -25◦C ～ +60◦C |
| コンフィギュレーション | |
| JTAG | 〇 |
| OSPI | 〇 |
| MicroSD | 〇 |
| メモリ | |
| LPDDR4 コンポーネント | 12 GB (6x 2 GB、32 ビット)、192 ビット@3700 Mb/s |
| 制御および I/O | |
| ユーザー プッシュボタン | 2 |
| DIP スイッチ | 4 |
| ユーザー LED | 4 |
| SYSMON | 〇 |
| システム コントローラー | 〇 |
| PMBUS | 〇 |
| 拡張コネクタ | |
| VITA 57.4 FMC+ | 8 個の GTYP、68 個のユーザー指定信号 |
| PCIe® Gen4x16 | 1 |
| PMOD (12 ピン) | 1 |
| 通信およびネットワーク | |
| UART-USB ブリッジ | 1 |
| CAN-FD バス | 2 |
| RJ-45 トライスピード イーサネット コネクタ | 2 (PL)、1 (PS)、1 (SysCtrl) |
| SFP28 | 1 |
| ディスプレイ | |
| HDMI 2.1 ビデオ出力 | 1 |
| HDMI 2.1 ビデオ入力 | 1 |
| クロッキング | |
| プログラム可能な LPDDR4 コンポーネント | 1 |
| プログラム可能な SFP | 1 |
| プログラム可能な FMC+ | 1 |
| PCIe クロック バッファー | 1 |
| HDMI | 1 |
| 1588 クロック | 25 MHz オンボード (マスター モード) 外部 (スレーブ モード) |
| システム コントローラーの基準クロック (固定) | 1 |
| 156.25 MHz HSDP (固定) | 1 |
| 電源 | |
| 180W (12V) 電源 | 〇 |
| パワーオン リセット | 〇 |
キット内容
Versal™ AI エッジ XCVE2802-2LSEVSVH1760 アダプティブ SoC の特長
リソース
主な資料およびチュートリアル
タイトル
日付
デザイン ツール
- Vivado™Design Suite: VEK280 ボード用のプロジェクトを作成するための EDA ツール スイートです。ノードロックでデバイスは Versal™ プレミアム XCVE2802 にロック (1 年間のアップデートが含まれる)
- Vitis™ 統合ソフトウェア プラットフォーム: エンベデッド ソフトウェア開発、Versal デバイスのデバッグ、ターゲット リファレンス デザインやサンプル デザインの実行が可能なソフトウェア スイートです。
PetaLinux ツール、ボード サポート パッケージ、構築済みのイメージ
- 独自の Linux イメージを構築する場合は、PetaLinux ツール ページで、インストーラーと最新のボード サポート パッケージ (BSP) を入手してください。
- 既存の Linux イメージに変更を加えずに利用する場合は、ビルド済みの PetaLinux イメージをダウンロードしてください。
VEK280 で開発を開始
VEK280 を使用したプロトタイプ作成およびアプリケーション開発については、Wiki ページをご覧ください。
- 開発準備
- ボード設定
- PetaLinux BSP の事前ビルド済みイメージを実行
