
AMD の Alveo™ U50 データセンター アクセラレータ カードは、金融コンピューティング、機械学習、計算用ストレージ、およびデータ検索/分析におけるワークロードに対して最適化されたアクセラレーション機能を提供します。AMD の UltraScale+™ アーキテクチャをベースに構築され、75 ワットと電力効率に優れたロープロファイル型のフォームファクターにパッケージングされた U50 は、100Gbps ネットワーク I/O、PCIe Gen4、HBM を統合し、あらゆるサーバー形態で運用可能です。
Alveo アクセラレータ カードは、変化するアクセラレーション要件やアルゴリズム規格に柔軟に対応でき、ハードウェアを変更しなくてもあらゆるワークロードを加速できる上に、総保有コスト (TCO) を削減できます。
Alveo アクセラレータ カードの利用は、一般的なデータセンター ワークロード向けに AMD およびパートナーが提供するアプリケーションの広範なエコシステムでサポートされています。カスタム ソリューションを構築する場合は、アプリケーション開発者ツール (SDAccel™) および Machine Learning Suite を利用することで、差別化した/content/xilinx/ja/products/boards-and-kits/alveo/applicationsアプリケーションを市場へ送り出すことができます。
Alveo U50 カードでの開発には Alveo プログラマブル ケーブルが必要です。このケーブルは、マイクロ USB に対応し、ホスト PC から Alveo U50 メンテナンス コネクタ間を接続します。
Alveo 付属品高い性能と効率性
適応性 – あらゆるワークロードを高速化
アクセシブル - クラウド <-> オンプレミス間のモビリティ
製品仕様の一覧は、データシート (日本語版) を参照してください。
ボードの仕様 | Alveo U50 アクセラレータ カード |
|
---|---|---|
U50 (プロダクション) A-U50-P00G-PQ-G |
U50LV (プロダクション) A-U50-P00G-LV-G |
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演算リソース | ||
ルックアップ テーブル (LUT) | 872K | 872K |
レジスタ | 1,743K | 1,743K |
DSP スライス | 5,952 | 5,952 |
寸法 | ||
高さ | ½ | ½ |
長さ | ½ | ½ |
幅 | シングル スロット | シングル スロット |
メモリ | ||
DDR メモリ容量 | 8 GB | 8 GB |
HBM 総帯域幅 | 316 GB/s1 | 316 GB/s1 |
内部 SRAM の容量 | 28MB | 28MB |
内部 SRAM の総帯域幅 | 24TB/s | 19 TB/s |
物理インターフェイス | ||
PCI Express | Gen3x 16、2 x Gen4x 8、CCIX | Gen3x 162 |
ネットワーク インターフェイス | 1x QSFP28 (100GbE) | 1x QSFP28 (100GbE) |
クロック精度 | IEEE 1588 | IEEE 1588 |
ツール サポート | ||
Vitis 開発環境 | ○ | ○ |
Vitis プラットフォーム | Gen3x16 XDMA, Gen3x4 XDMA3 | Gen3x4 XDMA4 |
Vivado Design Suite | ○ | ○ |
消費電力と熱 | ||
最大総消費電力 | 75W | 75W |
熱冷却 | パッシブ | パッシブ |
ターゲット ワークロード | フィンテック、ビデオ、データベース、コンピュテーショナル ストレージ | 機械学習 (ML) 推論 |
注記 1: A-U50-P00G-PQ-G および A-U50-P00G-LV-G の測定結果で HBM2 のピーク帯域幅は 316GB/s、公称帯域幅は 201GB/s。
注記 2: A-U50-P00G-LV-G カードには、エッジ コネクタ用の PCI Express x16 スロットと 75W の電源が必要
注記 3: コア電圧が Vccint = 0.85v に設定された A-U50-P00G-PQ-G カードは、ザイリンクス ビデオ ソリューション向け PCIe Gen3x4 運用プラットフォーム シェルをサポート
注記 4: コア電圧が Vccint = 0.72v に設定された A-U50-P00G-LV-G カードは、ザイリンクスの Vitis AI ソリューション向け PCIe Gen3x4 運用プラットフォーム シェルをサポート
一般的なワークロードに対応するソリューションを提供するため、AMD とそのパートナーによるエコシステムを構築しました。Alveo データセンター アクセラレータ カードは、幅広いアプリケーションで大幅な高速化を実現できると同時に、その再構成可能な特性を生かして、最新のデータセンターの多様なワークロードに対応できます。Alveo データセンター アクセラレータ カードの性能と従来の CPU アーキテクチャの比較をご覧ください。
Alveo データセンター アクセラレータ カードをターゲットとする場合、最適な設計フローとして Vitis™ ソフトウェア プラットフォームの使用が推奨されます。Vitis を使用して運用/開発する手順は次のとおりです。FPGA 設計経験をお持ちであれば、RTL や Hlx などの従来の設計フローを使用いただけます。このフローでは、Vitis プラットフォームをインストールする必要はありません。
注記: 新規およびレガシー プラットフォームのツール サポートの詳細については、AR33838 をご覧ください。
RTL および HLx を使用する開発は、次の手順に従ってください。