ザイリンクス、2020 会計年度第 3 四半期業績を発表

Jan 30, 2020

ザイリンクス社 (本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:XLNX) は 1 月 28 日 (米国時間)、2020 会計年度第 3 四半期売上が 7 億 2,300 万ドルで、前期比 13% 減、前年同期比 10% 減となったことを発表した。第 3 四半期の GAAP ベース純利益は、1 億 6,200 万ドル (希釈株 1 株あたり利益 0.64 ドル) となった。第 3 四半期の非 GAAP ベース純利益は、1 億 7,100 万ドル (希釈株 1 株あたり利益 0.68 ドル) となった。

ザイリンクス社の取締役会は、発行済み普通株式 1 株あたり 0.37 ドルの四半期現金配当を行うと発表した。配当は 2020 年 2 月 11 日営業終了時現在の株主全員に対して 2020 年 2 月 20 日付で実施される。

下記の表は、2020 会計年度第 3 四半期についての追加的比較である。

下記の表は、2019 会計年度第 3 四半期についての追加的な比較である。2019 会計年度第 1 四半期より新たな収益認識基準を導入したため、2018 会計年度の業績はすべて新基準に合わせて修正している。

2020 会計年度第 3 四半期の会計報告 (2019 年 10 ~ 12 月)

(希釈株1 株あたりの利益以外は百万ドル単位)

GAAP (一般会計原則による)

  2020年度 Q3 2020年度 Q2 2019 年度 Q3 前期比 前年同期比
売上* $723 $833 $800 -13% -10%
営業利益 $159 $204 $259 -22% -38%
純利益 $162 $227 $239 -29% -32%
希釈株1 株当たりの利益 $0.64 $0.89 $0.93 -28% -31%

非GAAP (一般会計原則によらない)

  2020年度 Q3 2020 年度 Q2 2019 年度 Q3 前期比 前年同期比
売上* $723 $833 $800 -13% -10%
営業利益 $174 $217 $263 -20% -34%
純利益 $171 $240 $237 -29% -28%
希釈株1 株当たりの利益 $0.68 $0.94 $0.92
-28% -26%

*GAAP と非 GAAP 間の調整なし。

ザイリンクスは、同社全体の構造的運営効率を高める目的でコスト削減措置も発表した。人員削減を遂行し、自然退職者の補充を大幅に抑制することによって、グローバル ベースで約 7% の人員削減を見込んでいる。また、人員削減だけでなく、事業全体で裁量的な支出をさらに削減し、運営効率をさらに高めることを目指すなど、営業費用を削減するその他の措置もとっている。それらの措置により、第 4 四半期の非 GAAP 費用と営業費用は約 1,700 万ドルから 2,000 万ドル削減されると予想している。また、2020 会計年度第 4 四半期には、主に退職手当費用に関連して約 2,500 万ドルから 3,000 万ドルの GAAP 税引き前費用が発生すると予想している。

ザイリンクス社の社長兼 CEO であるビクター・ペン (Victor Peng) は、「予想したとおり、当社の第 3 四半期は困難な四半期となり、売上はほぼ当社の予想中間値でした。同四半期の売上に逆風が吹いたことから、その営業費用を削減する措置をとり、予想を上回る利益を達成しました。第 4 四半期の売上は、当社の中核的垂直市場の強さや、データセンター事業が再び穏やかな成長を始めることから、連続して増加すると見込まれます。ただし、現在の世界的な貿易問題という逆風に加えて、5G およびワイヤード インフラ整備の減速のためにワイヤードおよびワイヤレス事業が予想を上回る弱さを見せると予想しています。当社は、ワイヤードおよびワイヤレス事業が直面する逆風の一部は継続的なものであり、売上の増加率は以前の予想を下回ると予想しています。したがって、今四半期、営業費用をさらに削減するいくつかの措置をとります。それらの措置は困難なものですが、営業費用を根本から見直すためにとる決定的な措置のため、より適切な水準の営業の収益性を維持しつつ成長戦略やテクノロジ ロードマップを推進することができると考えています。クラウドからエッジ、さらにはエンドポイントまで適応可能プラットフォームのリーダーとして、当社は引き続き、その使命や長期的な成長機会に大きく注力していきます」と述べている。

地域別の売上構成

  構成比 増加率
  2020年度 Q3 2020 年度 Q2 2019 年度 Q3 前期比 前年同期比
北米 28% 28% 28% -13% -10%
アジア太平洋
48% 51% 46% -19% -6%
欧州
16% 15% 18% -4% -19%
日本 8% 6% 8% 8% -4%

エンド マーケット別の売上構成

  構成比 増加率
  2020 年度 Q3 2020年度 Q2 2019 年度 Q3 前期比 前年同期比
データ センター/TME 40% 36% 40% -5% -10%
車載/放送/民生機器 19% 16% 15% 2% 10%
通信 31% 38% 35% -29% -18%
産業機器/航空宇宙防衛 9% 10% 8% -16% 8%
チャンネル 1% 0% 2% NM NM

製品分野別の売上構成

  構成比 増加率
  2020 年度 Q3 2020 年度 Q2 2019 年度 Q3 前期比 前年同期比
アドバンスト プロダクト 70% 74% 66% -18% -4%
コア プロダクト 30% 26% 34% 1% -21%

製品分類 :

  • アドバンスト プロダクト: UltraScale+、UltraScale、7 シリーズ
  • コア プロダクト: Virtex-6、Spartan-6、Virtex-5、CoolRunner-II、Virtex-4、Virtex-II、Virtex-E、Spartan-3、Spartan-2、XC9500 製品ファミリ、コンフィギュレーション ソリューション、ソフトウェアおよびサポート/サービス

 

主な統計:百万ドル単位

  2020 年度 Q3 2020 年度 Q2 2019 年度 Q3
自己資本利益率 (%、年間)* 31 34 34
営業キャッシュフロー $324 $224 $314
減価償却費(ソフトウェアの償却を含む) $26 $22 $18
設備投資費(ソフトウェアを含む) $34 $34 $20
在庫日数(合計) 124 104 104
収益率 (%) 39 37 40

*⾃⼰資本利益率の計算:当会計年度の初めから今⽇までの GAAP ベース純利益/平均株主資本(年率)

 

2020 会計年度第 3 四半期のハイライト                                                 

  • アドバンスト プロダクトは、第 3 四半期の総売上の約 70% を占めた。ただし、同カテゴリの売上は前年同期比 4% 減少した。Zynq ベースの売上は、低調なワイヤレス事業の影響にもかかわらず、前年同期比 26% 増加、ザイリンクスのプラットフォーム戦略の正当性をさらに立証した。28nm の Zynq と 16nm の MPSoC および RFSoC を含む Zynq SoC プラットフォームは総売上の 23% を占め、前年同期を上回った。
  • 12 月初め、AI 推論開発プラットフォーム、Vitis AI がダウンロード可能となったことを発表した。Vitis AI と Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームを組み合わせて使用することにより、ソフトウェア開発者は深層学習推論を高速化できる。Vitis AI は、ドメイン特化アーキテクチャ (DSA) を統合しており、TensorFlow や Caffe などの一般的なフレームワークを活用して、ザイリンクスのハードウェアが最適化およびプログラムされるように構成することが可能。ザイリンクスは現在までに 8,000 人を超える開発者にトレーニングを提供し、エコシステムの一部として 900 超の独立ソフトウェア ベンダーを有している。
  • AI ベースの自然言語理解のリーダー、Cortical.io は、ザイリンクスと共同で新たな電子メール分類アプライアンスを発表した。アプライアンスは、スーパーマイクロ サーバーとザイリンクス Alveo アクセラレータ カードを用いて、出入電子メールのリアルタイムでのフィルタリングと分類を可能にするとされている。
  • ザイリンクスは、車載 Zynq UltraScale+ MPSoC が、自動化バレー パーキング用高度プラットフォーム(AVP) 向け業界初の専用コンピューティング ソリューション、Baidu のアポロ コンピューティングユニット (ACU) を採用されたと発表した。また、SK Telecom がリアルタイムの AI ベースの物理的侵入および窃盗検出サービスの強化にザイリンクス Alveo データセンター アクセラレータ カードを採用したことを発表した。
  • XDF ヨーロッパにおけるキーノートにおいて、欧州の原子力調査組織の CERN がザイリンクスと共に登壇、暗黒物質の存在の証拠である新たな粒子下部構造や、その他の物理的現象を即座にフィルタリング・特定するよう設計された地下 100 メートルに設置されているザイリンクス FPGA のネットワークについて議論した。CERN は、ザイリンクスは、イベントあたり約 3 マイクロ秒の一定の極めてレイテンシが短い AI 推論能力を可能にすると述べている。これは CPU または GPU では達成できない偉業である。
  • XDF 中国におけるキーノートにおいて、Inspur Systems と共に登壇、ザイリンクスの ACAP および FPGA が Inspur の将来の技術の基盤となると発言した。アリババ クラウドも、ザイリンクスの技術はアリババ自身のデータセンターを駆動するだけでなく、アリババ クラウド サービスを利用するその企業顧客のデータセンターも駆動することを取り上げた。アリババは、アジアの独身の日にホスト処理された膨大なトラフィックは、ザイリンクス FPGA を採用したシステム プラットフォームの信頼性と安全性を証明したと強調した。
  • 当四半期中、普通株の買い戻しが 280 万株 (1 株あたり平均 93.70 ドル) となり、配当は 9,300 万ドルとなった。

 

2020 会計年度第 4 四半期 (2020 年 1 ~ 3 月) の事業展望

以下の記述は現在の予測に基づくものであり、記載通り、GAAP と非 GAAP の両方に基づいて提示している。これらの記述は将来の見通しに関するものであり、実際の結果は、本リリースの末尾に記載している重要な要因などにより大幅に異なる場合がある。

  GAAP 非 GAAP による調整 非 GAAP
売上 $750M - $780M   $750M - $780M
粗利益率 67.5% - 69.5% 1% (1) 68.5% - 70.5%
営業経費 $351M - $355M $35M (2, 3) $316M - $320M
その他収益 ~$8M - ~$8M
税率 7% - 9% - 7% - 9%

非 GAAP による調整に関する注記

(1) 買収関連無形資産の償却および在庫評価調整
(2) M&A 関連費用および買収関連無形資産の償却
(3) 退職手当関連費用

 

非 GAAP 財務情報

既に記載した通り、2020 会計年度第 3 四半期の結果と 2020 会計年度第 4 四半期および通年の事業展望には、一般に公正妥当と認められている会計原則 (GAAP) に従って算出されていない財務指標が含まれている。非 GAAP の指標は、GAAP に従って算出された財務指標の代用もしくはそれよりも優れたものとして解釈することはできない。非 GAAP 財務指標の表示は、付随する表に記載した通り、それぞれ最も直接的に比較可能な GAAP 指標に合わせて調整されている。当社による上記の非 GAAP 指標の計算はほかの企業が使用している類似の表題の指標と比較可能ではない場合がある。

経営陣は、継続事業による当社の財務業績 (買収の影響を除く) について評価するため、また以前の会計年度の業績と比較するために、本リリースで開示された非 GAAP 財務指標を使用する。同様に、経営陣は、それらの非 GAAP 指標の表示は投資家やアナリストが当社の中核事業の営業経費 (買収関連の償却や臨時項目などの非中核事業経費の影響を除く) について評価することを可能にすることから、投資家にとって有用であると考えている。

M&A 関連費用: これらの費用は、主に買収した会社のデュー ディリジェンス レビューにかかわる弁護士およびコンサルタントの報酬から成る。当社は、それらの費用は当社の現在の業績を反映していないと考えている。したがって、非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするために、それらの経費を除外する。

買収関連無形資産の償却: 買収関連無形資産の償却は、企業結合に関連して取得した開発済みテクノロジなどの無形資産の償却から成る。非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするために、それらの経費を除外する。

卸資産評価調整: 企業の組み合わせ会計原則は、獲得した資産を公正価格で測定することを求めている。卸資産の公正価格とは、被取得企業の製造コストと予測される利益率の一部を反映させたものである。当社の売上原価に対する非 GAAP 調整は、当社の買収に関連して企業組み合わせ会計原則のもと記録された、予測される利益率コンポーネントを除く。当社は、調整は売上原価および当社事業の粗利益率傾向を反映する追加手段として投資家にとって有用であると考えている。

買収関連投資の利益: 当社は、DeePhi Tech に対する以前の少数投資の再評価から生じたその会計上の利益を除外する。当社は、同利益を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。

所得税: 前述の通り、当社は、営業経費およびその他の利益に反映された非 GAAP 調整の所得税効果を除外する。また、米国税制改革関連の項目および買収後の税効果も除外する。当社は、米国税制改革関連の項目および買収後の税効果関連の項目を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。2020 会計年度第 4 四半期の見通しは、その固有の不確実性のため当社が不合理な取り組みなしに予測することができないほかの税関連項目を反映していない。

退職関連費用: これらの費用は、主に対象となった人員整理に関連する退職金や退職手当から成る。当社は、これらの費用を除外することにより、現在の業績の評価を以前および将来の業績と比較することが容易になると考えている。

将来に関する記述

本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2020 会計年度第 4 四半期および通年の事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、とりわけ当社新製品の顧客への浸透、現在の世界経済の状況、特定顧客への当社の依存度、貿易および輸出規制、顧客企業が活動するエンド マーケットの状態および業績、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、ウェハー価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、効率的かつ適時にコストおよび営業経費を削減する当社の能力、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性によって左右される。

ザイリンクスについて

ザイリンクスは、エンドポイントから、エッジ、クラウドに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟なアダプティブ プロセッサおよびプラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、ハードウェア プログラマブル SoC、ACAP などがある。ザイリンクスは、インテリジェント、コネクテッドかつアダプティブな未来の世界を実現するため、業界で最もダイナミックなプロセッサ テクノロジを提供する。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

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