ザイリンクス、2020 会計年度第 2 四半期業績を発表

通年で約 6 % の売上増加を予想 取締役会、最高 10 億ドルの自社株買戻しを承認

Oct 29, 2019

ザイリンクス社 (本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: XLNX) は 10 月 23 日 (米国時間)、2020 会計年度第 2 四半期売上が 8 億 3,300 万ドルで、前期比 2% 減、前年同期比 12% 増となったことを発表した。第 2 四半期の GAAP ベース純利益は、2 億 2,700 万ドル (希釈株 1 株あたり利益 0.89 ドル) となった。また、同四半期の非 GAAP ベース純利益は、2 億 4,000 万ドル (希釈株 1 株あたり利益 0.94 ドル) となった。

ザイリンクス社の取締役会は、発行済み普通株 1 株あたり 0.37 ドルの四半期現金配当を行うと発表した。配当は 2019 年 11 月 12 日営業終了時現在の株主全員に対して 2019 年 12 月 3 日付で実施される。ザイリンクス社の取締役会はまた、同社がその普通株を最高 10 億ドル買い戻すことを新たに承認した。買い戻しの時期および買い戻される普通株の正確な数は、一般的な市況およびその他の要因による。

下記の表は、2020 会計年度第 2 四半期に関するその他の比較情報である。

2020 会計年度第 2 四半期の会計報告 (2019 年 7 ~ 9 月)
(希釈株 1 株あたりの利益以外は百万ドル単位)
GAAP (一般会計原則による)

  増加率
  2020 年度 Q2 2020 年度 Q1 2019 年度 Q2 前期比 前年同期比
売上* $833 $850 $746 -2% 12%
営業利益 $204 $251 $233 -19% -13%
純利益 $227 $241 $216 -6% 5%
希釈株1 株当たりの利益 $0.89 $0.94 $0.84 -5% 6%

非GAAP (一般会計原則によらない)

  増加率
  2020 年度 Q2 2020 年度 Q1 2019 年度 Q2 前期比 前年同期比
売上* $833 $850 $746 -2% 12%
営業利益 $217 $260 $236 -16% -8%
純利益 $240 $249 $221 -4% 8%
希釈株1 株当たりの利益 $0.94 $0.97 $0.87
-3% 8%

*GAAP と非 GAAP 間の調整なし。

ザイリンクス社の社長兼CEOであるビクター・ペン (Victor Peng) は、「世界的な貿易摩擦による厳しい事業環境の中、第 2 四半期売上予想の中間値を上回ることができました。ファーウェイに関する事業制限が続いたものの、その他のグローバル通信 OEM の 5G 製品への需要が予想を上回ったことや、当社のデータセンター事業が予想を超える成長となったことによって相殺されたことから、全体としては当会計年度上期においても堅調な業績を維持しました。ただし、下期には、事業制限の継続、通信製品の需要後退、マクロ関連の弱さがデータセンターの堅調な全体的成長や当社の中核的垂直市場の改善を相殺する逆風が吹くと予想しています。2020 会計年度について、第 3 四半期が当社の底になると考えており、第 4 四半期には連続した売上成長に戻ると予想しています。第 3 四半期の減速にかかわらず、2020 会計年度の売上は前年比約 6% の増加になると予想します。これは当社予想の中間値です」と述べている。

地域別の売上構成

  構成比 増加率
  2020 年度 Q2 2020 年度 Q1 2019 年度 Q2 前期比 前年同期比
北米 28% 23% 28% 18% 12%
アジア太平洋
51% 51% 44% -2% 29%
欧州
15% 18% 20% -19% -19%
日本 6% 8% 8% -20% -9%

エンド マーケット別の売上構成

  構成比 増加率
  2020年度 Q2 2020 年度 Q1 2019 年度 Q2 前期比 前年同期比
A&D/インダストリアル/TME 36% 39% 38% -9% 7%
車載/放送/民生機器 16% 15% 16% 6% 9%

ワイヤード/ワイヤレス

38% 41% 35% -8% 24%
データセンター 10% 5% 9% 92% 24%
チャンネル 0% 0% 2% NM NM

製品分野別の売上構成

  構成比 増加率
  2020 年度 Q2 2020 年度 Q1 2019 年度 Q2 前期比 前年同期比
アドバンスト プロダクト 74% 69% 64% 5% 29%
コア プロダクト 26% 31% 36% -18% -19%

製品分類 :

アドバンスト プロダクト: Alveo、UltraScale+、UltraScale、7 シリーズ

コア プロダクト: Virtex-6、Spartan-6、Virtex-5、CoolRunner-II、Virtex-4、Virtex-II、Spartan-3、Spartan-2、XC9500 製品ファミリ、コンフィギュレーション ソリューション、ソフトウェアおよびサポート/サービス

主な統計 (百万ドル単位)

  2020 年度 Q2 2020 年度 Q1 2019 年度 Q2
自己資本利益率 (%、年間)* 34 35 34
営業キャッシュフロー $224 $294 $313
減価償却費 (ソフトウェアの償却を含む) $22 $20 $16
設備投資費 (ソフトウェアを含む) $34 $29 $14
在庫日数 (合計) 104 107 96
収益率 (%) 37 24 48

*自己資本利益率の計算: 当会計年度の初めから今日までの GAAP ベース純利益/平均株主資本 (年率)

 

2020 会計年度第 2 四半期の製品および財務ハイライト

  • アドバンスト プロダクトのカテゴリーは前年同期比で 29% 増加、第 2 四半期の総売上の約 74% を占めた。16nm 製品は主に 5G およびデータセンター事業の顧客に牽引されて加速的な成長を続けており、売上は前年同期比 3 倍超増加した。
  • ザイリンクスは、16nm の Virtex® UltraScale+™ ファミリに世界最大の FPGA となる Virtex UltraScale+ VU19P を追加することを発表した。350 億個のトランジスタを搭載した VU19P は、これまで 1 つのデバイスでは実現できなかった最高のロジック集積度と I/O 数を誇り、テスト/計測、演算、ネットワーク、航空宇宙/防衛関連といったアプリケーションだけでなく、将来の最先端 ASIC/SoC テクノロジのエミュレーションおよびプロトタイピングに対応できる。
  • Zynq ベースの売上は、通信、オートモーティブ、インダストリアルなど、広範なエンドマーケットで事業の勢いが継続していることから、前年同期比 61% 増加した。28nm の Zynq と 16nm の MPSoC および RFSoC を含む Zynq SoC platform は現在、総売上の 26% を占めており、ザイリンクスがプラットフォーム企業への移行に大きく前進していることを示している。
  • ザイリンクスは、Alveo アクセラレータ カード ポートフォリオの拡大を発表するとともに、Alveo™ U50 の出荷を開始した。Alveo U50 は、PCIe Gen 4 をサポートする業界初のロー プロファイル、ハーフ ハイト、ハーフ レングスのアクセラレータ カードであり、スループット、レイテンシ、電力効率を 10~20 倍向上させる。
  • ザイリンクスは、カリフォルニア州サンノゼで開催された第 3 回ザイリンクス開発者フォーラム (XDF) において、ソフトウェア エンジニアや AI サイエンティストなど、新しい分野のさまざまな開発者がハードウェアの適応性を活用することを可能にする統合ソフトウェア プラットフォーム、Vitis™ を発表した。Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームを利用することで、ハードウェアの専門知識がなくても、ソフトウェアまたはアルゴリズム コードに合わせてザイリンクスのハードウェア アーキテクチャが自動的に調整される。プロプライエタリな開発環境とは異なる Vitis プラットフォームでは、ソフトウェア開発者は通常利用しているソフトウェア開発ツールにプラグインするだけで、最適化済みの豊富なオープンソース ライブラリにアクセスできるため、アルゴリズムに注力ができる。
  • 当四半期中、普通株の買い戻しが 150 万株 (1 株あたり平均 103.60 ドル) となり、配当は 9,300 万ドルとなった。


2020 会計年度第 3 四半期 (2019 年 10 ~ 12 月) および 2020 会計年度の事業展望

以下のガイダンスは現在の予測に基づくものであり、記載通り、GAAP と非 GAAP に基づいて提示している。これらのガイダンスは将来の見通しに関するものであり、実際の結果は、本リリースの末尾に記載している重要な要因などにより大幅に異なる場合がある。

ザイリンクスの第 3 四半期および 2020 会計年度のガイダンスは、米国政府が発表した、中国における当社顧客 1 社に関する輸出規制の影響を反映しており、当該顧客からの売上を想定していない。

2020 年第 3 四半期

  GAAP 非 GAAP への調整 非 GAAP
売上 $710M - $740M   $710M - $740M
粗利益率 66% - 68% 1% (1) 67% - 69%
営業経費 ~ $336M $6M (2) ~ $330M
その他収益 ~ $1M   ~ $1M
税率 4% - 6%   4% - 6%

2020 会計年度

  GAAP 非 GAAP への調整 非 GAAP
売上 $3,210M - $3,280M   $3,210M - $3,280M
粗利益率 65.5% - 67.5% 1% (1) 66.5% - 68.5%
営業経費 ~ $1,330M $24M (2) ~ $1,306M
その他収益 ~ $25M   ~ $25M
税率 4% - 5%   4% - 5%
希釈株株式数 256M   256M

非 GAAP への調整に関する注記:

(1)    買収関連無形資産の償却および在庫評価調整

(2)    M&A 関連費用および買収関連無形資産の償却

非 GAAP 財務情報

既に記載した通り、2020 会計年度第 2 四半期の結果と 2020 会計年度第 3 四半期および通年の事業展望には、一般に公正妥当と認められている会計原則 (GAAP) に従って算出されていない財務指標が含まれている。非 GAAP の指標は、GAAP に従って算出された財務指標の代用もしくはそれよりも優れたものとして解釈することはできない。非 GAAP 財務指標の表示は、付随する表に記載した通り、それぞれ最も直接的に比較可能な GAAP 指標に合わせて調整されている。当社による上記の非 GAAP 指標の計算はほかの企業が使用している類似の表題の指標と比較可能ではない場合がある。

経営陣は、継続事業による当社の財務業績 (買収の影響を除く) について評価するため、また以前の会計年度の業績と比較するために、本リリースで開示された非 GAAP 財務指標を使用する。同様に、経営陣は、それらの非 GAAP 指標の表示は投資家やアナリストが当社の中核事業の営業経費 (買収関連の償却や臨時項目などの非中核事業経費の影響を除く) について評価することを可能にすることから、投資家にとって有用であると考えている。

M&A 関連費用: これらの費用は、主に買収した会社のデュー ディリジェンス レビューにかかわる弁護士およびコンサルタントの報酬から成る。当社は、それらの費用は当社の現在の業績を反映していないと考えている。したがって、非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするために、それらの経費を除外する。

買収関連無形資産の償却: 買収関連無形資産の償却は、企業結合に関連して取得した開発済みテクノロジなどの無形資産の償却から成る。非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするために、それらの経費を除外する。

卸資産評価調整: 企業の組み合わせ会計原則は、獲得した資産を公正価格で測定することを求めている。卸資産の公正価格とは、被取得企業の製造コストと予測される利益率の一部を反映させたものである。当社の営業経費に対する非 GAAP 調整は、当社の買収に関連して企業組み合わせ会計原則のもと記録された、予測される利益率コンポーネントを除く。当社は、調整は営業経費および当社事業の粗利益率傾向を反映する追加手段として投資家にとって有用であると考えている。

買収関連投資の利益: 当社は、DeePhi Tech に対する以前の少数投資の再評価から生じたその会計上の利益を除外する。当社は、同利益を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。

所得税: 前述の通り、当社は、営業経費およびその他の利益に反映された非 GAAP 調整の所得税効果を除外する。また、米国税制改革関連の項目も除外する。当社は、米国税制改革関連の項目を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。2020 会計年度第 3 四半期および 2020 会計年度の見通しは、その固有の不確実性のため当社が不合理な取り組みなしに予測することができないほかの税関連項目を反映していない。

将来に関する記述

本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2020 会計年度第 3 四半期および通年の事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、とりわけ当社新製品の顧客への浸透、現在の世界経済の状況、特定顧客への当社の依存度、貿易および輸出規制、顧客企業が活動するエンド マーケットの状態および業績、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、ウェハー価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性によって左右される。

ザイリンクスについて

ザイリンクスは、エンドポイントから、エッジ、クラウドに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟なアダプティブ プロセッサおよびプラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、ハードウェア プログラマブル SoC、ACAP などがある。ザイリンクスは、インテリジェント、コネクテッドかつアダプティブな未来の世界を実現するため、業界で最もダイナミックなプロセッサ テクノロジを提供する。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、Alveo、Versal、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

このプレスリリースに関するお問い合わせは下記へ
ザイリンクス株式会社 マーケティング部 周藤 media@xilinx.com
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