ザイリンクス、第 4 四半期および 2018 会計年度業績を発表 年間および四半期で過去最高の売上を達成

Apr 27, 2018

ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 4 月 25 日 (米国時間)、2018 会計年度の売上が 25 億 4,000 万ドルと前年比 8% 増加し、過去最高となったことを発表した。2018 会計年度第 4 四半期売上は 6 億 7,300 万ドルで、前期比 7% 増加、前年同期比で 10% 増加した。

2018 会計年度純利益は 5 億 1,200 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 1.99 ドル)、第 4 四半期純利益は 1 億 6,600 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 0.64 ドル) となった。2017 年減税および雇用法の成立に伴い、第 3 四半期の純利益が約 1 億 8,300 万ドル押し下げられた。また第 4 四半期には、経営陣移行に伴う費用の発生により、純利益に 3,300 万ドルのマイナスの影響が出た。

ザイリンクス取締役会は、普通株の発行済み株式 1 株当たり 0.36 ドル(現在の株式1株当たり 0.35 ドルから増加) の四半期現金配当を行うと発表した。配当は 2018 年 5 月 15 日営業日終了時現在の株主全員に対して 2018 年 6 月 4 日付で実施される。

2018 会計年度第 4 四半期の会計報告 (2018 年 1 ~ 3 月)

GAAP (一般会計原則による)
(1 株当たりの利益以外は百万ドル単位)

  増加率
  2018 年度 Q4 2018 年度 Q3 2017 年度 Q4 前期比 前年同期比
売上 $673 $631 $609 7% 10%
営業利益 $190 $190 $173 0% 10%
純利益 $166 $12 $153 1283% 8%
一株あたりの利益 $0.64 $0.05 $0.57 1180% 12%

ザイリンクスの社長兼 CEO であるビクター ペン (Victor Peng) は、「2018 会計年度は記録的な年となりました。増収ペースを加速する全社共同の取り組みが奏功し、複数の市場において広範に力強い成長を実現したことで、売上は前年比 8% 増となる 25 億ドルを達成しました。2018 会計年度は引き続き、データ センターのエンド マーケットで大きなモメンタムを構築し、エコシステムが一段と強化されました。データ センター ファースト、コア市場における成長を加速、適応型コンピューティングの推進という 3 本の柱からなる戦略のもと、ザイリンクスは株主価値を実現しながら長期的な成長目標を達成できる体制を整えています」と述べている。

 

地域別の売上構成

 

構成比

増加率

 

2018 年度 Q4

2018 年度 Q3

2017 年度 Q4

前期比

前年同期比

北米

31%

31%

31%

5%

10%

アジア太平洋

39%

41%

42%

1%

2%

欧州

22%

20%

19%

20%

26%

日本

8%

8%

8%

7%

17%

エンド マーケット別の売上構成

 

構成比

増加率

 

2018 年度 Q4

2018 年度 Q3

2017 年度 Q4

前期比

前年同期比

通信/データセンター

34%

35%

41%

2%

-8%

産業機器/航空宇宙防衛

48%

47%

43%

10%

25%

放送、民生機器/車載

18%

18%

16%

7%

17%

製品分野別の売上構成

  構成比 増加率
  2018 年度 Q4 2018 年度 Q3 2017 年度 Q4 前期比 前年同期比
アドバンスト プロダクト 57% 56% 49% 7% 28%
コア プロダクト 43% 44% 5% 6% -6%

製品分類 :

  • アドバンスト プロダクト: UltraScale+、UltraScale、7 シリーズ
  • コア プロダクト: Virtex-6、Spartan-6、Virtex-5、CoolRunner-II、Virtex-4、Virtex-II、Virtex-E、Spartan-3、Spartan-II、Spartan、CoolRunner XC9500 製品ファミリ、コンフィギュレーション ソリューション、ソフトウェアおよびサポート/サービス

 

2018 会計年度のハイライト

  •  アドバンスト プロダクトの売上は 2018 会計年度も引き続き堅調に伸び、前年比 28% の増収となった。同プロダクトの売上はザイリンクスの売上全体の約 54% を占める。Zynq SoC プラットフォームおよび業界をリードする 20nm および 16nm 製品が、広範な成長を牽引した。Zynq プラットフォームの売上は、2018 会計年度において前年比 60% 超の増加となった。先進運転支援システム (ADAS) 、産業機器 / 航空宇宙防衛、通信、民生機器向けアプリケーションが、増収の主な原動力となった。20nm 製品の売上は前年比 50% 超増加、また 16nm 製品の売上は同期間に 4 倍超の増加となり、引き続き伸びが加速した。
  • 産業機器 / 航空宇宙防衛のエンド マーケットは、2018 会計年度に約 12 億ドルの売上を達成し、再び過去最高を記録した。これは 2017 会計年度に比べ 21% の増加となる。航空宇宙防衛、半導体テストおよびエミュレーションのアプリケーションが極めて好調で、これが主な増収要因となった。
  • エコシステムの基礎開発および活気あるエコシステムの構築により、2018 会計年度にデータ センター分野において大きなモメンタムを構築した。ザイリンクスは AWS F1 インスタンスの開発者に対する関与を高め、計 400 名を上回る開発者にトレーニングを提供し、そのうち約 300 名へのトレーニングは第 4 四半期に実施された。ザイリンクスは SDAccel 開発環境およびミドルウェア ライブラリへの投資を継続し、業界標準の API およびフレームワークを用いた上位レベル言語によるザイリンクス FPGA のプログラムを、より簡単にソフトウェア プログラマが作業できるよう取り組んでいる。このほどザイリンクスが、TensorFlow を支援する AWS F1 環境における機械学習スイートを発表したことはその一例である。
  • ザイリンクスはこのたび、FPGA の性能をはるかに凌ぐ、まったく新しい製品カテゴリとなる「Adaptive Compute Acceleration Platform (適応型演算アクセラレーション プラットフォーム、ACAP)」を発表した。ACAP は、人工知能 (AI) を含む幅広いアプリケーション、およびデータベース アクセラレーションやビデオ トランスコーディングなどの非構造化データの急増に起因するワークロードの需要に対し、ハードウェア レベルで適応可能な、高度に集積化されたマルチコア ヘテロジニアス演算プラットフォームである。
  • 2018 会計年度は株主に約 8 億 2,800 万ドルを還元した。内訳は、自社株の買い戻しが 4 億 7,500 万ドル (1 株当たり平均 68.30 ドル)、配当が 3 億 5,300 万ドルである。ザイリンクスはこのほど、四半期配当を 1 株当たり 0.01 ドル引き上げて 0.36 ドルとすることを発表した。四半期配当は 2019 会計年度第 1 四半期に実施され、13 年連続の増配となる。

2019 会計年度第 1 四半期 (2018 年 4 ~ 6 月) の事業展望

  • 売上は約 6 億 6,000 万ドルから 6 億 9,000 万ドルと予想される。
  • 粗利益率は約 69% から 71% と予想される。
  • 営業経費は約 2 億 6,000 万ドルと予想される。
  • その他収益は約 300 万ドルと予想される。
  • 第 1 四半期の税率は約 10% から 14% と見込まれる。

本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2019 会計年度第 1 四半期事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、当社新製品の顧客への浸透、現在の世界経済の状況、顧客企業が活動するエンド マーケットの健全性、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、 ウェハ価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性によって左右される。

 

ザイリンクスについて

ザイリンクスは、エンドポイントから、エッジ、クラウドに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟なアダプティブ プロセッサおよびプラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、ハードウェア プログラマブル SoC、ACAP などがある。ザイリンクスは、インテリジェント、コネクテッドかつアダプティブな未来の世界を実現するため、業界で最もダイナミックなプロセッサ テクノロジを提供する。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※    ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

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