ザイリンクスとコンチネンタルが協業、業界初となる量産対応の自動運転用 4D イメージング レーダーを開発

リリース

2020 年 9 月 24 日

ザイリンクス社 (本社 カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: XLNX) と コンチネンタル (本社 ドイツ ハノーバー) は 9 月 23 日 (米国時間)、コンチネンタルの新しいアドバンスト レーダー センサー (ARS) 540 に、Zynq® UltraScale+™ MPSoC プラットフォームを搭載し、オートモーティブ業界初の実稼働可能な 4D イメージング レーダーを開発することを発表した。この協業により、ARS540 を搭載して新しく製造される車で SAE J3016 レベル 2 の機能が実現し、レベル 5 の自動運転システムの実用化への道が開かれる。

4D イメージング レーダーは、物体の位置を距離、方位角、仰角、相対速度で判定するため、距離、速度と方位角のみによる従来の車載レーダー システムでは得られない詳細な走行環境情報を提供できる。コンチネンタルの ARS540 は、高解像度と 300 メートルのレンジを誇る、プレミアムな長距離 4D イメージング レーダーである。±60° の広い視野により、運転中に MHT (Multiple Hypothesis Tracking・航跡型) 方式による高精度な予測が可能になる。これは、橋の下の渋滞を検知するなど、複雑な運転シナリオを管理する上で不可欠な要素である。橋の下の渋滞を検知するなど、複雑な運転シナリオを管理する上で不可欠な要素である。さらに、ARS540 システムは水平および垂直解像度が高いため、道路上にある潜在的に危険な物体を検知し、適切に対応できる。人間のドライバーが車両制御を監視する SAE レベル 2から、さらに完全自動運転のレベル 5 まで拡張でき、ARS540 はセンサーのスケーラブルな使用法を示す。

コンチネンタルでレーダー製品群プログラムマネジメントを統括するノーバート・ハマーシュミット (Norbert Hammerschmidt) 氏は、次のように述べている。「ザイリンクスの Zynq UltraScale+ MPSoC プラットフォームは、当社が ARS540 を実現するために必要な高い性能と高度な DSP 機能を備えています。さらに、高い適応性と市場トップクラスの多様なネットワーク インターフェースに対応しており、幅広いアンテナ データを極めて高い総転送速度で扱うことができます。最近、欧州および米国の大手 OEM 会社で ARS540 の採用が決定しました。ほかにも、世界中の OEM 企業で採用が検討されています。私たちは、ザイリンクスと長年にわたるパートナーシップを継続し、そして今、命を守る可能性をもつ技術を市場に提供できることを大変誇りに思っています」

ザイリンクスのオートモーティブ向け (XA) Zynq UltraScale+ MPSoC は適応性に優れたプラットフォームであり、コンチネンタルの 4D イメージング レーダーが複数のセンサー プラットフォーム構成に依存せず、OEM の仕様に適応できるようにする。デバイスのプログラマブル ロジック内での並列処理は、ARS540 の 4D センシングに不可欠な理想的な性能と、完全に独立していながら同時実行可能な処理パイプラインを実現する。また、豊富なデジタル信号処理 (DSP) スライスにより、レーダー センサーからの入力データのリアルタイム処理を高速化する。

Yole Dévelopement (Yole) の RF デバイス & テクノロジ部門でテクノロジ & 市場アナリストを務めるセドリック・マラキン (Cédric Malaquin) 氏は、次のように述べている。「4D イメージング レーダーは、素晴らしいレンジ、視野、認識精度で、レベル 2 ~ 5 の開発者がより安全な運転環境を作り出すために極めて重要なセンサーです。4D イメージング レーダーは、最初に高級車やロボタクシーへの採用が見込まれます。2020 ~ 2025 年の年平均成長率 (CAGR) は 124%、市場規模は 5 億 5000 万米ドルを超えると予想しています。ザイリンクスとコンチネンタルという、業界をリードする革新的な 2 社の企業が提携して新しいセンシング方式を開発することは、素晴らしいチャンスです」 (1)

ザイリンクスのオートモーティブ事業部シニア ディレクターであるウィラード・トゥ (Willard Tu) は、次のように述べている。「業界初となる量産対応の 4D イメージング レーダーにザイリンクスの技術が搭載されることを非常に嬉しく思います。量産対応の 4D イメージング レーダーにザイリンクスの技術が搭載されることを非常に嬉しく思います。コンチネンタルの ARS540 の高度な機能は、先進的な技術を自家用車にもたらし、自動運転の普及を加速させるでしょう。コンチネンタルのレーダーにおける伝統とザイリンクスの適応型シリコンにおけるレガシーにより、極めてパワフルな製品が実現しました」

(1) 出典: Status of the Radar Industry report - Sensing and Computing for ADAS Vehicle report, Yole Développement (Yole), 2020

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ザイリンクスについて
ザイリンクスは、エンドポイントから、エッジ、クラウドに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟で適応性のあるプロセッシング プラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、ハードウェア プログラマブル SoC、ACAP などがある。ザイリンクスは、適応性が高く、インテリジェント、かつコネクテッドな世界を実現するため、業界で最もダイナミックなプロセッサ テクノロジを提供する。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

コンチネンタルについて
コンチネンタルは、持続可能でコネクテッドなモビリティの未来に向けた革新的な技術を開発しています。その歴史は 1871 年にさかのぼり、テクノロジーカンパニーとして、車両、機械、交通、運輸分野に向けた安全、効率的、インテリジェントでアフォーダブルなソリューションを提供します。2019 年度の売上高は 445 億ユーロで、世界 59 カ国に232,000 名の従業員を擁しています。

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ザイリンクス株式会社 マーケティング部 周藤
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