電子媒体の普及とともに、多機能プリンター (MFP) は、統合ディスプレイ、リアルタイム画像解析 (OCR)、ファイン モーター制御などを備え、USB 3.0、SATA、および 10Gb イーサネットなどの多様なインターフェイス規格をサポートする高度にネットワーク化された高性能システムへと進化しています。
Zynq®-7000 SoC は、プリンター ヘッド モーター制御、画像の処理と圧縮、ユーザー インターフェイス、ストレージ、およびネットワーク インターフェイスなど複数機能を 1 つのチップに統合できるため、チップ数や PCB 数を大幅に減らすことができます。ザイリンクスの高性能 SoC およびソリューションは、業界で求められる 100ppm、2400x2400dpi、200ipm スキャン性能を実現できます。
ザイリンクス ソリューションには、FPGA および SoC だけでなく、それぞれの市場ニーズに対応するためにカスタマイズ可能な SmartCORE および LogiCORE™ IP コアが多数含まれます。ザイリンクスのVivado Design Suiteに統合された OpenCV ライブラリ、Vivado 高位合成、IP インテグレーターを使用する統合開発ツール フローは、ASIC や ASSP ソリューションよりもリスクや TCO (Total Cost of Ownership) が少ない上に、優れた差別化要素を備えた製品を逸早く市場へ送り出すことのできる柔軟で迅速な手段を提供します。
下図に、画像処理機能やモーター制御機能をシングルチップに統合し、BOM コストと消費電力を大幅に削減するデザイン例を示します。